22歳髙木担がマーロウをこじらせた話。

6/15、光くん四年ぶり・雄也初ストレートプレイの舞台『薔薇と白鳥』を観た。

 

まず、チケットを譲ってくれたお友達(チケットのあれこれで仲良くなった…と、思ってるよ!笑)に大感謝したい…!

なんせ二列目。0ズレ。

本当にありがとう。

 

まずはTwitterに載せるも削除したものを。

 

『戯曲を書く二人の話だからそこへの情熱が底知れなくて。就活で時間がないから書かないのってただの言い訳なんだなって思った。やっぱりエンタメに関わりたいし、エンタメを作りたい。どうせロクに就活してないんだから脚本書こう。就職したら書けないんだから。』

『今書いてるのだって、オルトロスの犬の光くんに触発されたものだし。

やっぱり舞台って直にエネルギーが伝わってくるから、心が揺さぶられる。』

 

そうです現在就活生。

でも薔薇と白鳥観て、脚本書きたい、脚本家になりたいって想いがムクムクと湧いてきた。

だから書き始めたけど……

 

まぁ話が薔薇と白鳥に寄る。笑

 

でもいいんだ。

「盗め、盗んで盗んで盗みまくれ」

ってマーロウ様が言ってたもん。

それでシェークスピアも素晴らしいものが書けたんだもん。

……もん。

 

二人の天才同士の掛け合い、良きライバルで高めあっていく。

かと思えばマーロウが書けなくなり、盗むものがなくなったシェークスピアも書けなくなる。

「自分の内から湧き上がってくるものが何もない」

その苦悩が雄也の表情でひしひしと伝わってくる。

 

それ、すごく分かるなぁって。

 

想像力は豊かな方だと思ってるから、脚本に関してではないんだけど…

就活してると、自分がいかに中身のない人間かってことが突きつけられる。

 

まぁそれは置いておいて、この二人は出会うべくして出会ったんだろうな。

まさにあの二人は「割れ目が合わさって一枚になれるお皿」なんだね。

 

はいつぎ。

シェークスピアがマーロウに説得されてる場面の雄也は泣いてたのかな?とにかく雫が落ちるのが見えて、本気度というか、そういうのが伝わってきた。』

 

私はとあるオンシャで

「舞台は映像と違ってやり直しが利かない。一つ一つのステージにかける想いは半端じゃない。(だからオンシャのタレントに舞台出させる!オンシャをワガシャに!!)」

って言うくらい舞台ってすごいなって思ってて。

前に『何者』(主演・阿部顕嵐長妻怜央 出演)観たときも、最後顕嵐くんが汗だくになりながら踊り狂うところで舞台演技の凄さを感じたし。

(いや映像が悪いって言ってるんじゃないよ。私映像の人だし)

 

あと

『個人的に叫ぶのって入り込んでないとできないと思ってて。二人がいかにマーロウとシェークスピアになってるのかが分かった気がする。

二幕から二人の雰囲気がめちゃくちゃ変わった。熱量が上がったというか。

雄也が怒ってるのが表情だけで分かる。光くんの苦悩が身体全体で分かる。』

 

まぁ私の演技がど下手なのはそうなんだけどね?

叫ぶ・泣く・怒る って、キャラクターに感情移入しないとできない気がしていて。

彼らはプロだと言ってしまえばお終いだけど、全力で役に体当たりしてた。

 

舞台上の彼らは「アイドル」ではなく、

「役者」だった。

 

そんな気がする。

 

ウィルは登場してからずーっとニコニコしてて、はちゃめちゃに可愛かった。ずっとニヤニヤしてた。私が。

人懐っこさが全面に出てて、あぁ雄也ハマり役だなって。

 

キットは割とずっと険しい顔をしてて。

・自分は天才なのに教育係にされて書かせてもらえない

・ウィルが天才ぶりを発揮したせいで自分に光が当たらなくなってしまった

相当悔しかったんだろうなぁ。

 

でもキットが「一度しか言わないからよく聞け。お前には俺を越える才能がある」って言ったとき、二人の間には友情よりも強い確かなものがあったと思う。

だからこそ(日本語迷子)、エドワード二世でのキットの叫びは苦悩に満ちてたし、キットを失ったときのウィルの叫びは悲しみにまみれてた。

 

 

 マーロウはなんて苦しい人間なんだろう。

多分だけどずっと孤独で、やっとジェーンに出会えたのに離されて。

ウィルとも交わろうとせず。

人と一定以上近付くのが怖かったんだろうな。

だから、自分を犠牲にしてまでウィルを助けようとする姿に心打たれる。

 

もう一度言うけど、二人は出会うべくして出会った。

それが最後のシーンには込められてたように思う。

 

最後、死なないでほしかった。

これからもウィルと一緒に、物語を書き続けてほしかった。

 

「生きている限り書き続けろ!」

 

キットの言葉の中で一番心に残ったもの。

一応端の端にいる端くれとして、この言葉を大事にしていきたいと思う(具体的にはTwitterのbio欄がコレになりました)。

 

雄也はほんとに声が良くなった。

よく通るようになったし、朗々としてた。

舞台で活躍されてる方たちに負けず劣らず。

「これからも舞台をやってほしい」って言ってる人がいるのも、担当の贔屓目なく頷ける。

 

光くんは……えっと、突然頭弱くなっていいですか。

 

ぺろい。光くんはぺろい。

 

もちろんお芝居が天才的だし、光くんの演技をもっとたくさん近くで観たいと思う。

 

でもな…光くんはぺろいんや…

声は低くて朗々としてるのに舌っ足らずで可愛いんや…

 

この形容詞、こんなに当てはまる人他にいる??

え?「ぺろい」なんて形容詞無いって?

そんなことないよ「ヤブー!!Japan」で調べてみなよ。

「ヤブ―!!Japan」なら載ってるよはい検索!!!!!!!!!

 

あとね、ここかなりマニアックなんだけどウィル(というか雄也)が胸の前で十字架を切ったり「神様…!」ってお祈りしてるところにグッときた。

会衆ではないけど、チャペルでの礼拝に通ってる民なので…聖公会だけど…カトリックでもプロテスタントでもないけど……

 

カーテンコールの時の、少し悔しそうな雄也の話。

噛んじゃったもんね。

もちろん無事に終えられた、スタンディングオベーションだったてことに達成感はあるだろうけど、あんまり笑ってなかったもんなあ。

最後の最後で捌けるときに腕グッて(伝わる?頑張ったー!みたいなやつ)やってたのも、ファンが喜ぶからやってくれただけのように感じた。

だけど、あれだけの演技を「楽しい!」って言ってのけてしまう雄也はすごいと思う。

何がなんであろうと絶対にプラスになると信じてるし、これからの髙木雄也が見せてくれる景色を楽しみにしてるよ。

 

光くんの話。

ジャニーズに全く興味の無かった小学生くらいのころ、たまたまついてた「金八先生」を見てたら、床にこぼれた水を必死に掬ってる男の子がすごく印象に残って。

大学生になってから、ファンになってからそれが光くんだって知った。

演技の面でも曲作りの面でも(Come Back...?が天才すぎる)バラエティーでもその天才っぷりを発揮してる光くんだけど、その才能をあんな近くでまざまざと見せつけられた。

やり切ったような表情に見えたよ。

 

あんなに素敵なものを見せて(魅せて)くれてありがとう。

これからも応援しています。

 

最後にいいですか……

ランカスター家とヨーク家の戦争の話あったじゃないですか……

これバラ戦争って名前じゃないですか……

薔薇と白鳥に関係あったりします……かね……